桑の葉茶は、血圧が気になる方に長く選ばれている健康茶です。近年では高血圧対策や日々の健康管理のために、自然な方法でケアしたいという方々から注目を集めています。薬だけに頼らず体にやさしい習慣を取り入れたい方、ノンカフェインで家族みんなが安心して続けられるお茶を探している方にとって、理想的な選択肢といえるでしょう。
この記事では、桑の葉に含まれる栄養成分やGABA、カリウムなどの働き、科学的根拠に基づく血流改善や高血圧への影響について詳しく解説します。日常生活での活用方法や気をつけるべき副作用についても触れていきますので、健康的な食生活づくりの参考にしていただければ幸いです。

執筆者:
布袋農園 運営責任者 稲葉 浩太
野草茶・ハーブティー・薬膳茶を研究し、美味しく健康効果の高いお茶を求め日本各地を訪ねている専門家。
腸内細菌の遺伝子検査によるアドザイザーも行っており、「健康は腸から、腸は食物繊維から、食物繊維はお茶から」が口癖。
パーソナル薬膳茶マイスター、パーソナルヘルス協会認定パーソナル腸活コーチ、経営学修士
桑の葉茶は血圧にいい?

高血圧の予防や血圧管理に役立つとして広く知られています。古くから漢方や民間療法でも用いられてきた桑の葉には、現代科学の視点からも健康効果が期待できる成分が豊富に含まれていることが分かってきました。
桑葉に含まれる健康成分とは?
桑の葉には、血圧の維持や改善に関わる多くの栄養成分が含まれています。なかでも代表的なのが、GABA(ギャバ)、カリウム、カルシウム、マグネシウムです。
GABAは抑制系の神経伝達物質として働き、ストレスや緊張を和らげる作用があります。社会生活でストレスにさらされると体内のGABAは大量に消費されて不足しがちになり、興奮系の神経伝達物質が過剰に分泌されます。その結果、交感神経からノルアドレナリンが分泌されて血管が収縮し、血圧が上昇しやすくなります。口から摂取したGABAは腸や腎臓のGABA受容体に作用し、血管の収縮を低下させて血圧の上昇を抑制する働きがあることが報告されています。
カリウムは体内の余分な塩分(ナトリウム)の排出を助ける重要なミネラルです。日本人の食生活では塩分過多になりがちですが、適切に摂取することで高血圧のリスクを減らせます。カルシウムやマグネシウムも血管の収縮と拡張を調整し、血流をスムーズにします。
桑の葉にはルチンというポリフェノールも含まれており、血管をしなやかに保つ働きがあります。血管の弾力性が維持されることで動脈硬化の予防にもつながり、長期的な血圧管理にも有効です。
ノンカフェインのため、夜でも安心して飲むことができ、毎日の習慣として続けやすいのも大きな利点です。これらの成分が複合的に作用することで、血圧だけでなく血糖値や中性脂肪のコントロールなど、生活習慣病の予防にも幅広く役立つ点が魅力といえるでしょう。
なぜ血圧サポートに注目されているのか

血圧サポートで注目されている背景には、いくつかの理由があります。まず、現代では高血圧の方が増えている一方で、できるだけ自然な方法で健康を維持したいという自然志向の高まりがあります。薬だけに頼りたくない、食品で安全にサポートしたいという考え方が広まっているのです。
科学的根拠に基づく有効成分が豊富に含まれていることも大きな理由です。GABAやカリウム、ポリフェノール類といった成分は、血管の負担軽減や血流改善、中性脂肪の減少など、多面的な健康作用が研究によって報告されています。単一の働きだけでなく、複合的に健康をサポートしてくれる点が評価されているのです。
日常的に摂取しやすいノンカフェインの健康茶として、家族みんなで飲める安心感もあります。食事のお供として自然に取り入れることができ、無理なく継続できるため、生活習慣病予防の一環として多くの方に支持されています。
ノンカフェインで続けやすい”毎日のお茶習慣”に最適
大きな特徴のひとつが、ノンカフェインであることです。カフェインを気にせず、いつでも安心して飲めるため、毎日の習慣として取り入れやすくなっています。
夜のリラックスタイムや就寝前にも楽しめ、睡眠の質を妨げる心配がありません。妊娠中や授乳中の方、カフェインに敏感な方でも安心です。高齢の方や子どもと一緒に家族みんなで飲めるのも大きなメリットといえます。
薬に頼ることなく、体にやさしい習慣を毎日続けたい方にとって、理想的な選択肢です。桑の葉に含まれる栄養成分は、日々の健康維持を穏やかにサポートしてくれます。毎日の食事に添えることで、健康的な生活習慣が身につき、長期的な体質改善にもつながっていくでしょう。
桑の葉茶が血圧に働くメカニズム
血圧にどのように働きかけるのか、そのメカニズムを理解することで、より有効に活用できます。

抗酸化作用→血管の負担を軽減するしくみ
重要な特徴のひとつが、強力な抗酸化作用を持つ成分が豊富に含まれていることです。特にルチンやポリフェノール類は、体内で発生する活性酸素を抑制する働きがあります。
活性酸素は体内で過剰に発生すると、血管の内壁を傷つけ、動脈硬化や血管の老化を引き起こす原因となります。桑の葉に含まれる抗酸化成分は、この活性酸素の害を減らし、血管を健康な状態に保つのに役立ちます。
血管がしなやかで柔軟性を保っていると、血液がスムーズに流れやすくなり、心臓への負担も軽くなります。これが血圧のコントロールにつながるのです。ポリフェノールの摂取が血管の炎症や損傷を防ぐという科学的研究データも多数報告されています。
習慣的に飲むことで、抗酸化サポートを受けながら、長期的な血圧改善と血管の健康維持を目指せます。
血流改善に役立つ成分
血流をスムーズにする成分が複数含まれています。代表的なものがGABA、カリウム、マグネシウムです。
GABAは心身のリラックスを促し、ストレスによる血圧上昇を穏やかに抑えます。カリウムは体内の水分バランスを調整する重要なミネラルで、余分なナトリウム(塩分)を体外に排出する働きがあります。塩分の摂りすぎによる高血圧リスクを減少させ、日本人の食生活で不足しがちな塩分バランスを整えられます。
マグネシウムは血管を柔らかく保ち、血管の収縮を抑える働きがあります。血管が柔軟であればあるほど、血液が流れやすくなり、血圧も安定しやすくなります。
これらの成分がお互いに補い合いながら作用することで、血液循環のスムーズ化を助け、動脈硬化や中性脂肪の蓄積予防にもつながります。血流改善を通じて総合的な健康をサポートする飲み物といえるでしょう。
糖質吸収を抑えることで”食後の血圧変動”をゆるやかに
桑の葉には、糖質の吸収を穏やかにする成分が含まれており、これが食後の血圧変動を緩やかにすることにつながります。
食事で摂取した糖質が急激に吸収されると、血糖値が急上昇し、それに伴って血圧も変動しやすくなります。このような食後の急激な変化は、血管や心臓に負担をかける要因となります。
桑の葉に含まれる成分によって糖の吸収が穏やかになると、インスリンの分泌バランスも保たれやすくなり、いわゆる「食後血糖スパイク」を予防できます。血糖値が安定することで血圧も安定しやすくなり、結果として心血管系への負担が軽減されるのです。
日々の食事に取り入れることで、血糖値と血圧の両面から健康管理を意識できます。糖質の多い食事をとる機会が多い方や、ダイエット中で糖質コントロールを重視している方にとって、心強いサポート役となってくれるでしょう。

桑の葉茶の効果と効能
血圧への働きかけだけでなく、さまざまな健康効果が期待されています。

高血圧の改善
高血圧の改善を目指す方に多く利用されています。その主な理由は、GABAやカリウムによる血管拡張作用や塩分排出効果にあります。
機能性表示食品として届出されている桑の葉茶製品では、GABAには血圧が高めの方の血圧を低下させる機能があることが報告されています。一方、カリウムは体内の余分なナトリウムを排出することで、塩分による血圧上昇を防ぎます。高血圧の大きな原因のひとつが塩分の摂りすぎですから、日常的に摂取することは高血圧予防に直結します。
ポリフェノールなどの抗酸化成分が動脈硬化の予防にも寄与し、血管の健康を長期的に保てます。継続的に飲み続けることで血圧の数値が改善したという声も多く聞かれます。毎日の食生活に取り入れることで、血圧管理をサポートできる健康茶です。
血糖値の抑制
食後の血糖値上昇を抑える働きでもよく知られています。桑の葉に含まれる成分が小腸で糖質が分解・吸収される過程に働きかけ、糖の吸収を穏やかにします。これによってインスリンの急激な分泌を防ぎ、食後血糖値のスパイクを予防できます。
食後の血糖値が急上昇すると、インスリンが過剰に分泌され、その結果として脂肪が蓄積しやすくなったり、血管にダメージを与えたりすることがあります。食事と一緒に摂ることで、こうしたリスクを減らせるのです。
医師から血糖値と血圧の両方に注意するよう指摘されている方や、糖尿病の予防を意識している方にとって、頼りになる存在です。薬に頼る前の段階で、自然にコントロールしたい方におすすめです。
ダイエット効果
ダイエットをサポートする効果も期待できます。糖質吸収を抑える働きがあるため、食事で摂取した糖が体内に吸収されるスピードが緩やかになり、体脂肪として蓄積されにくくなります。
食後に血糖値が急上昇すると、インスリンが大量に分泌され、その結果として糖が脂肪として蓄えられやすくなります。桑の葉に含まれる成分は、この過程を穏やかにすることで、太りにくい体づくりをサポートします。
桑の葉には食物繊維も豊富に含まれており、満腹感を持続させる効果があります。これによって間食を防ぎ、摂取カロリーを抑えられます。
ノンカフェインで継続しやすい点も、ダイエットを長く続けたい方には大きなメリットです。糖質制限やカロリーコントロールを意識している方、健康的に体重管理をしたい方にとって、理想的なサポート飲料といえます。
動脈硬化の予防
桑の葉に含まれるルチンやポリフェノールは、動脈硬化の予防にも有効です。これらの抗酸化成分は、血管内で発生する活性酸素を減らし、血管の老化や硬化を防ぐ働きを持っています。
動脈硬化は、血管の内壁にコレステロールなどが蓄積し、血管が硬く狭くなる状態です。この状態が進行すると、心筋梗塞や脳梗塞など重大な病気につながるリスクが高まります。
定期的に飲むことで、血管壁の柔軟性が保たれ、血流が改善されます。高血圧やコレステロール値の上昇、中性脂肪の蓄積といったリスクを軽減できます。
長期的な視点で心臓病や脳血管疾患を予防したい方、家族の健康を守りたい方にとって、毎日の食事に取り入れることは有効な選択肢です。
桑の葉茶を血圧ケアに活かす飲み方
効果を最大限に引き出すためには、飲むタイミングや量を工夫することが大切です。

食事中・食後に飲むとより効果的な理由
食事中や食後に飲むことで、糖質吸収を抑える効果が最も発揮されやすくなります。桑の葉に含まれる成分は、食事に含まれる糖質の分解・吸収を穏やかにする働きがあるため、食事と一緒に摂ることで効果が高まるのです。
食後の血糖値が急激に上昇すると、それに伴って血圧も変動しやすくなり、心臓や血管に負担がかかります。食事のタイミングで飲むことで、こうした食後の血糖値・血圧の急変動を緩やかにし、体への負担を減らせます。
高血圧や血糖値が気になっている方には、このタイミングでの摂取が推奨されます。毎日の食事に取り入れることで、無理なく血流改善や生活習慣病予防につなげられるでしょう。
1日の適量と続けやすいペース
1日の適量は、おおよそ200〜500ml、コップ2〜3杯が目安とされています。無理なく続けられる量を見つけることが、体質改善や血圧安定への近道です。
ノンカフェインなので、朝・昼・晩と分けて飲んでも問題ありません。ただし、飲みすぎるとお腹がゆるくなることがあるため、最初は1日1〜2杯から始めて、体の様子を見ながら量を調整するのがよいでしょう。
大切なのは、毎日継続することです。効果は一度に大量に飲むことではなく、日々コツコツと続けることで発揮されます。生活リズムに合わせて無理なく続けられるペースを見つけることが、健康習慣として定着させるコツです。
ホット・アイスで変わる効果の違い
ホットでもアイスでも、含まれる成分や基本的な効果に変わりはありません。ただし、飲み方によって体への影響が少し異なります。
ホットで飲む場合は、体が温まり血流が良くなりやすいため、血圧改善の面ではホットがおすすめです。体が温まることで血管が拡張し、血液の流れがスムーズになります。冷え性の方や寒い季節には、ホットで飲むとより有効でしょう。
アイスで飲む場合も、糖質吸収を抑える成分や血糖値対策の効果は変わらず摂取できます。ただし、冷たい飲み物を多量に摂ると体が冷えて血流が悪くなることもあるため、適度な量にとどめることが大切です。
気温や季節、その日の体調に合わせて飲み方を変えることで、無理なく継続しやすくなります。自分のライフスタイルに合った楽しみ方を見つけることが、健康習慣化のポイントです。
継続すると体質改善につながりやすい飲み方のコツ
効果を最大限に得るには、何よりも「続けること」が大切です。短期間で劇的な変化を期待するのではなく、毎日の習慣として取り入れることで、徐々に体質が変化していきます。
食事習慣に合わせて、朝食後や夕食後など決まったタイミングで飲むようにすると、飲み忘れを防げます。血圧や血糖値のコントロールは日々の積み重ねですから、ルーティンとして定着させることが重要です。
継続することでストレスの軽減、血流の改善、体調の安定など、体全体が少しずつ良い方向に変化していきます。ノンカフェインなので夜のリラックスタイムにも取り入れやすく、家族みんなで楽しめるお茶として活用すると継続も苦になりません。
体質が気になる方も、桑の葉の健康成分を味方につけることで、理想の生活習慣づくりをサポートできるでしょう。

桑の葉茶の副作用と注意点
比較的安全性の高い健康茶ですが、飲み方によっては注意が必要な点もあります。
飲みすぎによるお腹のゆるみ
食物繊維が豊富に含まれているため、過剰に摂取するとお腹がゆるくなることがあります。一度に大量に飲むと、下痢やお腹の張りを感じる方もいるかもしれません。
体質的に繊維質が合わない方や、普段から胃腸が弱い方は注意が必要です。最初は少量から始めて、自分の体に合う量を見極めていくことをおすすめします。
毎日続けることは大切ですが、適量を守ることも同じくらい重要です。体調に変化を感じたら無理をせず、一時的に量を減らすか、医師に相談するようにしましょう。
血糖降下作用が強い人は医師に相談を
血糖値を下げる作用があるため、糖尿病の治療薬を服用している方や、もともと血糖降下作用が強い体質の方は注意が必要です。
薬と併用することで、血糖値が下がりすぎてしまう可能性があります。低血糖症状(めまい、冷や汗、動悸など)が現れた場合は、すぐに糖分を摂取し、医師に相談してください。
自己判断での過剰摂取は避け、健康状態や服用している薬との相互作用を確認した上で、安全に活用することが大切です。血糖降下薬を使用している方は、事前に医療従事者に相談することをおすすめします。
妊娠中・授乳中の取り入れ方
ノンカフェインのため、妊娠中や授乳中の方にも選ばれることが多い健康茶です。ただし、体質が変わりやすい時期でもあるため、適量を守ることが大切です。
妊娠中は体調の変化が大きく、お腹がゆるくなりやすい方もいます。まずは1杯から始めて、体の様子を見ながら量を調整しましょう。授乳中でも母乳への悪影響は報告されていませんが、食事と同じように適量を心がけることが重要です。
不安がある場合や、体調に何か変化を感じた場合は、医師や助産師に相談してください。家族の健康をサポートするお茶として、無理のない範囲で活用することをおすすめします。
薬の併用に注意点がある場合も
食品ですが、体に働きかける成分が含まれているため、薬を常用している方は念のため医師に相談することをおすすめします。
高血圧の薬、糖尿病の薬、利尿剤などを服用している場合、桑の葉に含まれるカリウムや血糖降下成分が薬の効果に影響を与える可能性があります。腎不全などでカリウム制限を受けている方は、カリウムが多く含まれる桑の葉茶の摂取は避けるべきです。
飲み始めてから違和感や体調の変化があれば、すぐに医師に報告しましょう。自己判断だけで継続するのではなく、専門家の意見を聞きながら正しく取り入れることが、安全な健康習慣づくりにつながります。
まとめ:桑の葉茶は”血圧+血糖”を自然に整えたい人に最適
桑の葉茶は、高血圧や血糖値のケアを自然にサポートしたい方にとって、理想的な健康茶です。GABAやカリウム、ルチンといった栄養成分が血流改善や動脈硬化の予防に役立ち、ノンカフェインで飲みやすい点も大きな魅力といえます。
毎日の食事に手軽に取り入れられる飲み物として、家族みんなで安心して続けられます。薬だけに頼るのではなく、食品を活用して体にやさしい健康習慣を実践したい方には、心強いサポート役となってくれるでしょう。
日々の積み重ねが、やがて大きな健康の差となって現れます。ぜひ毎日の習慣に取り入れて、長く健康的な生活を送ってください。
健康野草茶の布袋農園


