春の訪れとともに、私たちの生活に親しんできたよもぎ。
その魅力は食用だけでなく、健康改善や美容にも役立つことから多くの人々に愛されています。この記事では、よもぎの効能と使い方について詳しく解説し、日常生活へ取り入れる方法を学んでいきます。
よもぎの持つパワフルな効能と、その活用方法を知ることで、より健康的で豊かな生活を送ることができます。 よもぎは古くから薬草として利用されてきました。特にフラボノイドやポリフェノールによる抗酸化作用が注目されており、さらに近年ではシネオールやアルテミシニンといった有効成分が確認されています。
これにより、免疫力の向上や炎症の軽減に寄与するだけでなく、消化を助け、血行を促進する効果もあります。また、よもぎを使った料理やお茶としても楽しめるので、日々の食卓で簡単に取り入れることができます。 さらに、よもぎの保存方法や見分け方についても知ることができれば、長くその恩恵を享受することが可能です。
新鮮なよもぎを使うことが重要ですが、適切な保存方法を知ることで、いつでも効果を発揮するよもぎを楽しめるようになります。季節感を感じながら、健康改善にも役立つよもぎの魅力をたっぷりとお届けします。

執筆者:
布袋農園 運営責任者 稲葉 浩太
野草茶・ハーブティー・薬膳茶を研究し、美味しく健康効果の高いお茶を求め日本各地を訪ねている専門家。
腸内細菌の遺伝子検査によるアドザイザーも行っており、「健康は腸から、腸は食物繊維から、食物繊維はお茶から」が口癖。
パーソナル薬膳茶マイスター、パーソナルヘルス協会認定パーソナル腸活コーチ、経営学修士
よもぎとは?
よもぎは、日本の春を象徴する植物で、食用や薬草として利用されます。

よもぎの基本情報
よもぎの旬は春で、特に3月から5月にかけて日本各地で見られます。よもぎはキク科ヨモギ属で、Artemisiaという学名を持ち、植物種として480種以上(国内では30種ほど)が登録されています。特徴としては、葉が柔らかく、独特の香りがあり、小さく一見地味なかわいい花が咲きます。ヨモギ属には仮托葉といわれる葉の根本に小さな葉が生えているものが多く特徴的です。勢力の強い植物であり、田畑の周り以外にも道路沿いや河川敷、公園など幅広い場所に生息しています。
よもぎには抗酸化作用、抗炎症作用やデトックス効果、消化促進、自律神経を整える、血の巡りや女性の血液の悩みに効能があると言われています。これにより多くの人々がヘルスケアや美容目的で利用しています。
主なよもぎの種類
よもぎにはいくつかの種類があり、代表的なものとしてカズサキヨモギ、ニシヨモギ、ニガヨモギ、オオヨモギ、カワラニンジン、クソニンジンなどが挙げられます。ニシヨモギは主に沖縄で見られ、フーチバーとして地元料理に用いられることが多いです。各種類ともに独自の効能と利用方法がありますので、自分に合ったよもぎを見つける楽しみがあります。
よもぎの歴史
よもぎは古代より様々な地域で活用されてきた植物で、食用や薬草としての利用が広がりました。特に薬草としての重要性は高く、歴史的にさまざまな文化でその効能が知られてきました。
西洋でのよもぎの歴史と活用
西洋でのよもぎの使用は、古代ギリシャやローマ時代にさかのぼります。特に医療や宗教儀式に使われ、魔除けや治療の一環として珍重されていました。ピカソやゴッホが愛したアブサンというお酒はニガヨモギを主とする薬草リキュールで、ニガヨモギに多く含まれるツヨンの幻覚成分が芸術に活かされたようです。今ではアブサンに含まれるツヨンの量は強く規制されており当時のお酒を飲むことはできませんが、アブサン専用スプーンを使い少しづつ白濁させながら水割りで飲む方法や、陶器製のサブサンファウンテンというポットを使って飲む文化があります。とても強いお酒ですが私はとても好きなお酒です。
インド・中国でのよもぎの歴史と活用
インドや中国では、よもぎは伝統医学の一部として重要な位置を占めています。特に中国の漢方薬では、さまざまな病気の治療に利用されてきました。古代中国の本草書
『神農本草経別録』に記載されており、灸百病・可作煎・止下痢・婦人漏血・利陰気など様々な効能が記載されています。東洋医学で言うところの「血」(気・血・水のうち)に効くと言われています。
日本でのよもぎの歴史と活用
日本では奈良時代から薬草としてよもぎが広く用いられてきました。各地域で独自の薬草文化が発展し、健康促進や治療に役立てられています。
日本のよもぎ文化は織田信長のおかげだった?薬草の聖地 伊吹山
伊吹山は日本の薬草の名産地であり、特によもぎの質が高く評価されています。織田信長はこの地域の薬草に着目し、その栽培と利用を奨励しました。信長の影響によって、伊吹山の薬草は広く知られるようになり、現代に至るまで重要な位置を占めています。伊吹山のよもぎは品質が高く、特にもぐさとして使われることが多いです。また、地元の人々は昔からこの地域でよもぎを収穫し、さまざまな用途に活用してきました。伊吹山のよもぎは非常に芳しい香りが特徴で、薬草の中でも特別な存在として愛されています。織田信長がこの地域の薬草に注目したことは、日本全体の薬草文化を豊かにし、多くの人々がその恩恵を受けてきました。
長寿の秘訣?沖縄よもぎ フーチバー
沖縄では「フーチバー」と呼ばれるよもぎが長寿の秘訣として知られています。特に、沖縄の伝統的な料理に欠かせない食材であり、健康を維持するために用いられています。フーチバーは栄養価が高く、多くのビタミンやミネラルが含まれており、抗酸化作用も強いです。沖縄の人々はこのよもぎをさまざまな料理に取り入れ、日常生活の一部として楽しんでいます。また、フーチバーは冷え性や胃腸の不調にも効果的で、昔から家庭でも広く使われてきました。現代でも沖縄の食文化の中で重要な位置を占めており、地元の薬草としてその価値が認められています。フーチバーが沖縄の長寿文化を支える一因となっていることは、多くの研究からも明らかになっており、ますますその有用性が注目されています。
よもぎの語源 月の女神 アルテミス
ヨモギの語源は、ギリシャ神話の月の女神アルテミスに由来します。ヨモギの葉が持つ癒しの力に関連しており、「薬草の女王」とも言われているのです。
艾と蓬 不死の霊薬がある蓬莱山
よもぎは漢字で「艾」「蓬」の字が当てられます。艾の字はもぐさとも読み、お灸ではよもぎの産毛をもぐさ(艾)として使われています。
蓬(よもぎ)は、古代から薬効を求め活用されており、その効果の高さから中国の伝説「蓬莱山」の時を使いよもぎ(蓬)となったとも言われています。蓬莱山は仙人が住む伝説的な山で、そこで採れる植物は不死の薬となるとされています。
古代中国の文献には、蓬が持つ極めて高い薬効についての記述が数多く残されています。
日本でも、よもぎは薬草として利用されてきました。お灸やもぐさに使われる艾草は、体を温め、血行を促進し、様々な症状の改善に役立ちます。また、よもぎ茶やよもぎ風呂などの利用法もあり、リラックス効果や肌のトラブル改善効果が期待できます。現代においても、その自然療法としての価値は色褪せることなく、広く愛用されています。
よもぎの効能と栄養
よもぎは多くの健康効果を持ち、豊富な栄養素が含まれます。

よもぎの主な効能
よもぎには多くの健康効果があります。まず、消化器系の改善です。よもぎは胃腸の働きを活発にし、食欲不振や消化不良の改善に役立ちます。次に、抗アレルギー作用です。よもぎはアレルギー症状を和らげる効果があり、季節の変わり目などに重宝します。さらに、抗炎症効果も見逃せません。よもぎに含まれる成分が炎症を抑え、さまざまな皮膚疾患や関節痛の緩和に役立ちます。具体的には、シネオールというアロマ成分が抗菌作用を持ち、感染症の予防にも効果を発揮します。シネオールには自律神経を整え副交感神経優位にしてくれることもわかっています。このように、よもぎは多岐にわたる健康効果を提供してくれる、非常に有用な植物です。
よもぎに含まれる栄養素
よもぎには、さまざまな栄養素が含まれています。まず、ビタミン類では、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンKが豊富です。ビタミンAは視力や免疫機能の維持に役立ち、ビタミンCは抗酸化作用が強く、ビタミンKは血液の凝固を助けます。ミネラルでは、カルシウム、鉄、マグネシウムが含まれており、骨の強化や貧血の予防、代謝の向上に寄与します。また、食物繊維も豊富で、腸内環境の改善や便秘の予防に効果的です。このように、よもぎは日常の健康維持や栄養バランスを補うために非常に適した食材です。
アロマ成分シネオールの効果
よもぎに含まれるアロマ成分のひとつ、シネオールは非常に多くの効果をもちます。まず、シネオールは強い抗菌作用を持ち、風邪やインフルエンザなどの感染症を予防する効果があります。また、鎮痛作用もあり、頭痛や関節痛などの痛みを和らげるのに役立ちます。さらに、シネオールは気道を広げる作用があり、呼吸を楽にするため喘息や気管支炎の症状緩和にも効果的です。香り自体にも自律神経を整えるリラクゼーション効果があるため、ストレス解消やリラックスしたいときにもよもぎを使ったアロマを取り入れると良いでしょう。このようにシネオールには、心身の健康を支える多くの効果があるのです。

ノーベル賞を取ったアルテミシニン-よもぎ属のクソニンジン
アルテミシニンはヨモギ属のクソニンジンに含まれる成分ですが、他のヨモギ属の植物に含まれています。これらの植物も薬用として利用されています。
マラリアを救った3世紀の薬学書 肘後備急方
肘後備急方(ちゅうごびきゅうほう)は、3世紀に中国で編纂された薬学書で、様々な薬草の効能と使用方法が記されています。この薬学書には、アルテミシニンがマラリアに対する治療として利用されていた記述があります。具体的には、クソニンジンからアルテミシニンを抽出し、患者に投与することでマラリアの症状を緩和する方法が紹介されています。この古代の知識が現代に蘇り、数多くのマラリア患者を救うための基礎となりました。1970年代に中国の科学者、屠呦呦(トゥ・ヨウヨウ)博士が、この古代書の具体的な使用法を再現し、青蒿からアルテミシニンを抽出する技術を確立しました。屠博士の研究はマラリア治療に革命をもたらし、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。この歴史的な発見は、アルテミシニンがいかに重要な治療薬であるかを証明し、多くの研究者がさらに多くの病気に対してその潜在的な効能を探るきっかけとなりました。肘後備急方の記録がなければ、アルテミシニンの広範な活用は遅れていたかもしれません。古来からの知恵の素晴らしさがよく分かる事案ですね。
急速に研究が進むアルテミシニン
アルテミシニンの抗がん作用についての研究が急速に進んでいます。この成分は、マラリア治療だけでなく、癌細胞の増殖を抑制する効果があることが注目されています。2018年に発表された研究によると、アルテミシニンが特定の癌細胞に対して強力な抑制効果を示したことが確認されました。抗がん作用のメカニズムは、アルテミシニンが癌細胞内の鉄と反応し、細胞死を引き起こす過酸化物質を生成するというものです。この研究結果は、アメリカの国立癌研究所や中国の北京大学医学部の研究チームによって発表されたものです。また、日本の慶應義塾大学でも、アルテミシニンの抗がん効果に関する研究が進行しています。これらの研究機関は、アルテミシニンを用いた新しい治療法の開発を目指しており、将来的には癌治療に革命をもたらす可能性があります。アルテミシニンの研究は、今後さらに多くの成果が期待され、世界中の癌患者に希望を届けるでしょう。
よもぎの見分け方と保存方法
よもぎを見分ける方法と、長期間保存するための工夫をご紹介します。

よもぎの簡単な見分け方
よもぎは春から初夏にかけて見られることが多い植物です。見分けるためにはいくつかのポイントがあります。まず、よもぎの葉は仮托葉があることと、先端がギザギザしていることが特徴です。また、裏側を見ると白い毛が密集しており、この毛が見分ける際の大きな手がかりになります。茎はしっかりとしており、長く伸びることが多いです。さらに、独特の香りがあるため、匂いをかぐことで確認することもできます。経験を積むことで、より簡単に見分けられるようになります。
よもぎの保存方法
よもぎを長期間保存する方法として最も簡単なのは乾燥させることです。収穫したよもぎはまず丁寧に洗い、水気を切ります。その後、風通しの良い場所で陰干しにします。完全に乾燥した後、密閉袋に入れて冷暗所で保存すると長持ちします。また、冷凍する方法もあります。収穫後、よもぎを軽く茹でてから水気を切り、密閉袋や容器に入れて冷凍庫に入れます。必要な時に取り出して使用することができます。これらの方法を用いることで、季節を問わずよもぎを楽しむことができます。
よもぎの利用方法
よもぎは古くから食用や薬草として広く利用されてきました。具体的な利用方法には、料理、自家製茶、入浴剤などがあります。各方法について詳しく説明します。

食用としてのよもぎ
食用としてのよもぎの利用方法は多岐にわたります。定番のよもぎ餅やよもぎまんじゅうに加え、よもぎご飯や天ぷらも人気です。これらの料理を作る前には、よもぎのアク抜きが必要です。アク抜きの方法としては、沸騰したお湯で軽く茹でた後、冷水に浸すのが一般的です。
飲用としてのよもぎ
飲用としてのよもぎは、主によもぎ茶として楽しむことができます。自宅で簡単に作ることができ、健康効果が期待されます。また、よもぎ茶の風味はリラックス効果をもたらします。
よもぎ粉末茶もおすすめです。粉で摂取することで通常出涸らしに残ってしまうようなよもぎの栄養素を余すこと無く摂取できます。
鉄器や鉄玉を入れるとよもぎ茶の効果倍増?
よもぎ茶は血に関係する健康効果が高いことで知られていますが、鉄器や鉄玉を使用することでその効果がさらに向上する可能性があります。よもぎ茶を作る際に鉄器を使用することで、鉄分が溶け出し、飲むだけで鉄分を摂取することができます。鉄欠乏性貧血の予防や改善に役立つため、お茶の味わいも深くなります。特に妊婦や成長期の子供には重要な栄養素となる鉄分の補給が期待できるので、鉄器を使用することをおすすめします。具体的な方法としては、鉄玉をやかんに入れて沸かす方法や、鉄製のティーポットを使う方法があります。これによって、よもぎ茶の栄養価が高まり、体に良い影響を与えるでしょう。健康志向の方にはぜひ試していただきたい方法です。
鉄を入れるとタンニンと結合し黒くなります。


薬草やお灸としての利用
よもぎは古代から薬草として利用され、健康や美容のために重宝されてきました。特に、よもぎ茶やよもぎ蒸しなどの形で日常的に摂取することで、体内の老廃物を排出し、免疫力を高める効果があります。さらには、肌のトーンを均一にする美肌効果も期待できます。
また、よもぎはお灸にも使われます。よもぎの葉を乾燥させて作る「もぐさ」を用いることで、体の冷えや痛みを和らげる効果が得られます。もぐさは、お灸をする際に熱を均一に伝える特性があり、昔から東洋医学で広く利用されています。
西洋ハーブ療法でもよもぎは重要な薬草の一つです。抗菌作用や抗ウイルス作用を持ち、体調不良や風邪予防にも役立ちます。従来の治療方法だけでなく、近年ではアロマテラピーでもよもぎの精油が注目されています。シネオールやその他の成分がリラックス効果をもたらし、ストレス軽減にも役立つとされています。
入浴剤やよもぎ蒸し
よもぎ蒸しや入浴剤は、シネオールの経皮吸収によってその効果が期待されます。シネオールは肌から吸収されやすく、血流を促進し、抗炎症作用を持つ成分です。特に股間は多くの血管が集中しており、経皮吸収に適しているため、よもぎ蒸しによる効果が期待されるのです。また、よもぎ石鹸、よもぎアイピロー、よもぎオイル、よもぎチンキ、よもぎパックなどのよもぎグッズも人気で、さまざまな形で日常生活に取り入れることができます。
生理中や妊娠・妊活におけるよもぎ蒸し
よもぎ蒸しは古くから女性の健康をサポートするために利用されてきました。特に生理中や妊娠中、妊活の際にその効果が期待されています。よもぎ蒸しによる温熱療法は、血行を促進し、経皮吸収によって抗炎症作用をもたらすシネオールが役立ちます。これにより、月経痛の緩和や妊娠中のリラックス、妊活時の身体の準備に効果的です。さらに、最近ではよもぎ温座パットが注目されており、よもぎの成分を含んだ温座パットは、手軽に使えるアイテムとして人気があります。これらのグッズは、薬草の癒し効果を日常の中で簡単に取り入れる手段として、多くの女性に愛されています。特に生理前におけるよもぎ温座パットは、腹部に暖かさを提供し、快適さをもたらします。温座パットの効果は、血流を改善し、リラックス感を提供するため、妊娠中や妊活中の女性にとっても重要です。よもぎの力を活用して、体調を整えるための天然の解決策として、よもぎ蒸しとよもぎ温座パットをぜひ試してみてください。
よもぎを使った料理レシピ
よもぎを使った料理は、その栄養価の高さと独特の風味で、多くの人に愛されています。ここでは、よもぎの魅力を最大限に活かす料理レシピを紹介します。
人気のよもぎ餅の作り方

よもぎ餅は、春の季節に特に人気のある伝統的なお菓子です。簡単な作り方を紹介します。
材料:
– よもぎの葉 … 適量
– 上新粉 … 250g
– 砂糖 … 大さじ4
– 水 … 適量
作り方:
1. よもぎの葉をしっかりと洗い、沸騰したお湯で軽く茹でて水気を切ります。
次に、茹でたよもぎを細かく刻みます。
2. ボウルに上新粉と砂糖を入れ、少しずつ水を加えながら練ります。
よもぎを加え、均一に混ぜ合わせます。
3. 生地を手のひらサイズに丸めます。
4. 蒸し器で約20分蒸し、柔らかくなるまで加熱します。
5. 蒸し上がったよもぎ餅を冷まして完成です。
よもぎ餅は、その鮮やかな緑色と香りが特徴的で、春の訪れを感じる一品です。
ぜひ、お試しください。
簡単によもぎ茶を作る方法

よもぎ茶は健康に良いとされ、多くの方に親しまれています。実際の作り方も簡単です。
材料:
– 乾燥よもぎ … 10g
– 水 … 500ml
作り方:
1. フライパンや焙烙で乾燥よもぎを乾煎りします。焙煎することで香りが引き立ち、風味が豊かになります。火加減は中火から弱火にし、焦げないように注意して焙煎してください。
2. 鍋に水を入れて沸騰させ、乾燥よもぎを加えます。
3. 弱火に減らし、15分煮出します。
4. よもぎを取り除き、茶こしで漉します。
このよもぎ茶は、冷やしてもおいしく飲めます。フライパンや焙烙を使った焙煎作業で、よもぎの香ばしさが増し、より風味豊かな一杯を楽しめます。健康と美容に良いとされる、よもぎ茶をぜひお試しください。

よもぎを楽しむための注意点
ヨモギを楽しむ際には、特に自家採取や野生のものを使う場合は十分な注意が必要です。食べる際には、適切な処理を行い、毒性のある植物との区別も重要です。
アレルギーのリスクと対策
ヨモギは多くの効能を持つ一方で、アレルギーを引き起こす可能性があります。特にキク科アレルギーの方は注意が必要です。ヨモギアレルギーの症状には、皮膚のかゆみや発疹、呼吸困難などがあります。アレルギーのリスクを減らすために、以下のポイントに注意しましょう。
まず、初めてヨモギを使う際は少量から始めることをおすすめします。アレルギー反応が出ないか慎重に確認してください。次に、アレルギーを知らない場合は、医師に相談し、アレルギー検査を受けることが重要です。特に花粉症がある方は、ヨモギの花粉も問題となることがあるため、事前に確認しておくと安心です。
また、ヨモギ製品を購入する際には、信頼できる製品を選ぶことも大切です。成分表示を確認し、添加物や化学物質が含まれていないか注意を払いましょう。最後に、万が一アレルギー症状が出た場合は、すぐに使用を中止し、必要があれば医師の診察を受けてください。
ヨモギを安心して楽しむためには、自身の健康状態に配慮しながら適切に利用することが必要です。そうすることで、ヨモギの素晴らしい効能を最大限に活用することができます。
まとめ:よもぎを日常に取り入れよう
よもぎは、多くの健康効果をもつ自然の恵みで、さまざまな方法で日常生活に取り入れることができます。この記事を通じて、よもぎの効能と利用方法について学んだことで、あなたも手軽に始められる具体的なアイデアを見つけられたのではないでしょうか。
例えば、よもぎ茶を作って朝のリラックスしたひとときを楽しんだり、よもぎ餅を作って季節の風物詩を感じることができます。また、よもぎを使ったお灸や入浴剤でリラックス効果を享受するのもおすすめです。これらの方法は、健康志向の女性や自然派志向の家庭に特に人気があります。
よもぎを日常に取り入れることで、自然療法の効果を体験しながら、伝統的な食文化も楽しむことができます。ぜひ、よもぎの素晴らしい効能を活用して、より健康で豊かな暮らしを目指してみてください。ヨモギの有用性を日常生活に取り入れて、自然の力で健康を維持しながら豊かな生活を過ごすことができるでしょう。
健康野草茶の布袋農園
